人文社会科学部支部
人文支部では、全大教から発行される『全大教新聞』や静岡大学教職員組合で発行される『不二速報』の配布、執行委員選挙などの業務を、マンパワーが厳しい状況であることから、支部長と会計担当の2人体制で実施している。
活動としては、女性教員による産休取得前の授業等の負担軽減など、教職員の処遇改善に向けた働きかけなどを行い、中央執行部とも相談して一定の成果を得た。男女共同参画や女性教員の積極的な任用が謳われる一方で、産休前教員の処遇については今後とも取り組むべき課題である。引き続き取り組んでいきたい。
2020 年度からコロナの影響で対面でのイベントなどが実施できない状況が続いたが、2022 年度の支部総会は 2023 年 7 月 20 日に対面で実施することとした。また、2023年度支部総会(7月下旬)に向けて、準備をしているところである。長らく恒例のビアパーティも 2019 年度に実施して以来自粛してきたが、昨年度から4 年ぶりに組合員を含む教職員の親睦を深めるために、扶養会との共催で実施しており、33名の参加があった。2023年度も7月11日に実施予定である。
組合員は減少傾向にあるが、新任教員への組合加入を積極的に働きかける活動を行っている。2024年度は3名の新任教員のうち、2名が組会に加入しており、若手教員の加入も増えている。今後は職員へ新規加入の働きかけも行っていきたい。
◇今後の展開
今後も継続して、組合員同士で情報を共有し、意見交換の場を提供しながら、労働問題などの改善 に向けた取り組みを進めていきたい。
教育学部支部
教育学部支部では、昨年に引き続き学部の経常赤字に伴う退職者不補充や昇任人事がほとんど実施されていない状況にあります。また、各教員の多忙化も進み、執行委員の選出や支部委員の選出についても難しい局面を迎えています。支部活動についても、オンラインによる取り組みなどを進めています。また、教育学部支部でも組合員の減少が続いているため、新任の先生をはじめとした声掛けや、コロナ禍以降滞っている支部組合員同士の懇親会など、組合員数の増加を図る策についても検討していきます。
なお、支部内では、月給制の教員と年俸制の教員との諸手当の差異といった点について相談が寄せられました。学部内の教職員の処遇に関する問題については、今年度も実態などについて情報把握などについて把握していきたいと思います。
情報学部支部
定年退職により組合員数が微減し続け、危機的な状況を迎えている。
今年度は、同じキャンパスの工学部支部と統合し、新たに浜松キャンパス支部(仮)として、前年度の情報学部支部の活動方針を承継して活動する方針である。
職場を取り巻く状況や組合活動の成果を組合員で共有するとともに、それらを学部構成員に広く周知し、組合員にはより積極的かつ継続的に組合活動に参加していただけるようにしたい。また、未加入者には組合加入者となっていただけるように、画期的な方法を考案しつつ、活動していきたいと考えている。その際には「お試し加入制度」のような仕組みをアピールしていくことも重要と考えている。
今年度の浜松キャンパス支部(仮)の取組み目標は以下の通りである。
1) 情報提供と組合への加入活動を促進する。
2) 静岡大学で働く教職員の雇用環境・雇用条件に関わる情報交換を行う。
3) 親睦を深めるために各種会合・イベントを開催する。浜松市内の美味しいスイーツを組合員(+非組合員の一部)で味わいながら懇談するというスイーツ会を実施する。
また、活動方針は前年度の活動方針を承継して、次のように強化したい。
1) 公正な賃金体系を目指して、同一労働同一賃金の推進を求めるとともに、推進にあたっては成果主義の弊害が生じないように配慮することを求める。
2) 事務職員の時間外労働を抑制するために、事務職員の適正な配置を求め、事務系職員の正規雇用の比率を拡大することを求めるとともに、勤務時間枠に応じた多様な正規雇用の形態を実施することを求める。
3) 開講授業数と委員会等の管理組織数を全学規模で定期的に調査し、なおかつ縮小して、教員の研究時間を拡大することを求める。
工学部支部
2024年度活動方針
組合の組織率低下を防ぐ対策として2016年度から実施している「お試し加入制度」によって組合へのかかわりは容易になってきているのではないかと推測しており、実際に加入してくださる方もおられる。しかし、組合に対してなかなか踏み込めない方がいることも事実である。また、組合員の定年退職により、組合員数は微減し続け、今後も減少傾向が続くと予想される。今年度は、工学支部と情報学部支部との統合を進め「浜松キャンパス支部(仮)」として組合活動を実施していきたい。具体的には、昼食懇談会などを積極的に実施し、組合員同士の意見交換を行い、結束を図っていきたい。また、今後は組合活動の成果をよりアピールし、組合の存在感を高める努力を続け、組織率の向上につなげていきたい。
本支部での活動の具体的な内容は下記の通り
1)広報・宣伝活動(情報発信)
労働環境の実態調査を中心とした全教職員向けのアンケートの実施、支部だよりを発行すると共に、メールニュースも積極的に活用し、各種案内・報告・アンケート、全大教(全国大学高専教職員組合)からの情報などから重要な情報発信を行う。
2)浜松キャンパス支部(仮)のイベントの実施
浜松キャンパス組合員の意見交換、情報交換を目的として昼食懇談会等を実施する。その他イベントの開催についても、広く組合員の意見を取り入れたい。
3)労働組合としての直接的活動
団体交渉への参加、各種要求と申し入れ、署名の協力、メーデーなどの地域連携などを積極的に行う。団体交渉については、当局側との実質的交渉のできる唯一の重要な場として、少なくとも年に1回は、
グローバル共創科学部支部
◇支部設立総会の実施
2023年7月20日にグローバル共創科学部支部の設立総会を実施し、7名の参加を得た。支部総会では、支部役員(支部長、会計担当委員)の選出、予算案、支部会費の額などについて審議を行い、新体制が承認された。
◇2023年度の取り組み
組合員拡大に向けて、個別的な勧誘活動なども行ったが、具体的な成果を挙げることはできなかった。
◇今後の展開
引き続きとくにこの1,2年で本学に赴任した若手教員を中心に組合への参加を呼びかける。そのために情報共有・意見交換の場となるような活動を展開し、組合活動への理解を広げていくことをめざす。
また、今後完成年度に向けて、学生数が増加し、それに伴い教職員の業務負担も段階的に増えていくことから、教職員の労働環境が悪化することがないよう注視していく。